応用コースは前回に引き続き python でのプログラミングです。じゃんけんのプログラムはうまく動いたでしょうか?様子を見させていただいた限りでは、基本形は皆さん問題なく動いていました。ところが、キーボードからの入力が ’g’、’c’、’p’以外だったり、「あいこ」の時にどうするかをプログラムを入れて元のプログラムを改良しようとすると、とたんに難しくなります。
この基本の動作以外に起こる事に対応する部分を「例外処理」と言います。基本のプログラムに例外処理を付け加えるとエラーが出てプログラムが動かなくなる事があります。プログラムがどんどん大きくなってからエラーが出ると手が付けられなくなりますので、将来的には def文(define)を勉強してプログラムをいくつかの関数にまとめて、個別にテストできるようにしていただきたいです。その頃にはプログラムの設計も必要になってきます。
while、for、if 文はインデントのある部分までが実行範囲です。また、インデントは「スペース4個」なので、うっかりプログラムの途中でスペースの数が違ってしまった人もいます。そういう時はエラーになりますが、エラーの行数を見ただけではどこが悪いのかわかりません。while、for、if 文の範囲とスペースの数はちゃんと確認してください。
チャレンジ問題はじゃんけんを10回やって、その結果で点数を出す問題です。元のプログラムを直していくと、またエラーが出るようになって大変かもしれませんので、エラーが出ない前のプログラムは残しておいて、なにもない新規プログラムを開いて、その中で追加の部分だけ作って試すとか、前のプログラムをコピーして直していくとか、工夫してみてください。
じゃんけんプログラムは、応用コースの終わりの方で「ロボットハンド」を動かしてじゃんけんをする様に進化する予定です。
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チャレンジコースは前回に引き続きロボットの車体の製作とサーボモーターをプログラムで動かすところから、センサーの調整に移りつつあります。白と黒のテストピースで確認しながら、ライントレースができる様に調整していきます。
これが出来たら、タイヤをサーボモーターで動かすプログラムを使ってライントレースできるはずなのでがんばりましょう!